永遠のオリンピア
というのは、明日は総選挙の為、全ての遺跡閉鎖と判明、翌日分の観光まで
詰め込んだから。。。今も昔もギリシャ人は議論好き&政治に情熱的なのだ。
さて。宿泊した(▼ホテルの部屋からの眺め)美しい町ナフプリオンを発ち・・・・
スパルタ到着。
紀元前480年、遥か遠いテルモピュライに没した王レオニダスの像。
台座には、‘ΜΟΛΩΝ ΛΑΒΕ(モロン・ラヴェ)’、「奪いに来い」とある。
更には
スパルタを眼下に、山の斜面に散るビザンティン時代のミストラ遺跡を歩く。
古代スパルタ兵と違い、現代日本人は体力ないのだ・・・・隊長!疲れた!ビール!
教会跡が主なミストラには、一箇所、現在も尼さんが生活してる修道院があって・・・・
そこではたくさんの猫を見かけた。場所柄、なんらかの保護が与えられてるのだろう。
「チーズ食べる?」 「食べる!」 「食べる♪」もっとたくさん、持ってきてあげればよかったなあー・・
とはいっても、ここは14世紀に建てられた山の修道院ゆえ、人間の生活も厳しい。
将来より今の命の為に、あげられる物があれば与えた方がいい場合もあると思う。
それにしても、手前に曲げた状態でこの長さ!シッポ長いなァ~、茶トラ。
下山したところで、私らも糧をとる。
半紙のような薄ーい生地で巻いたほうれん草とチーズのパイ、ポテトパイが美味。
これはムサカ。すり身のように滑らかで、エキゾチックな香りのひき肉だった。
ところで
先月のギリシャの山火事のニュースを覚えているだろうか?
目の当たりにすると、その被害は想像以上だった〈車窓から〉
実をたわわにつけた樹齢何十年、何百年というオリーブの木が瞬く間に失われ、
いまだに焦げ臭く、延々と続く焼け焦げた風景・・・・ショックである。旅行者にも。
炎はオリンピアの博物館の壁をあぶるほど迫り、遺跡周囲の山林を焼いていた。
が、遺跡は守られた。
紀元前2000年、ゼウスを祭る祭典から始まったオリンピック発祥の地。それがここである。