猫は横にひび割れて
ガチャぱりーん!
というクラッシュ音で目が覚めた私。眠ったら死んだも同然、なおっとまで目が覚めた。
「今度はなんだ?!」とキッチンへ駆けつける2人+2匹。事件はいつもキッチンで起きる。
ところが。
明かりを点け、家中探しても何が壊れたのか判らない。破壊されたブツが見つからない。
明るくなったところで、事情聴取を行ったが・・・・・

「そりゃ、走り回ったのは認めるけど、何も壊してないわよ」

「・・・・なんでアタシに聞くのかしら?ヒトの空耳じゃな~い?」
が。
遂に壊れたブツが見つかった。「レシピばさみ」だ。

裏が磁石で、上下に別れた猫の間にレシピを挟んで使うもの。冷蔵庫の側面に付けてた。
ちなみに、発見者はお掃除のおばさん(アタシ)。発見現場は冷蔵庫の裏付近。
となると・・・・・

さあ、犯人はどっちだ?

‘犯人は犯行現場へ戻る’という。ならば、と張り込みしていたら・・・・・
あっ、ちび!

冷蔵庫と壁の隙間あったその脚立、そういや今朝、やたら引っ掻いてて・・・・
やはり、おまえだったか!!

「あら、気づくのに随分時間がかかったわねェ~」
さ、こういう時に言うべきことは?
こういう時に言うべきことは・・・・
こう、両手をついて・・・・

気にしないで(違)
あたしも気にしないから♪
・・・・・気にして下さい。